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LaTeX文書に挿入する図を作りたい

理系のレポートを書こうとなると、当然図表を作る機会も出てくることでしょう。実験器具の配置とか、グラフ、電気回路、実験データのまとめ、その他模式図などいろいろあります。
ところが、LaTeXをインストールしただけでは図は作れません。表なら作れないことはありませんが、表を手動でLaTeXの文書にするのは面倒です。
ここでは、LaTeXに挿入することのできるEPS形式の図を作成する方法を解説します。電気回路・電子回路の作り方はLaTeXに回路図を挿入したいをご覧ください。

必要なソフトウェア

OpenOffice.org Draw
動作確認環境: Windows Vista, OpenOffice.org Ver 3.1.1
このTipsはLinux環境でも実践可能です。

作成手順

まず、OpenOffice.org Drawを起動します。Windows Vistaであればスタートメニュー「すべてのプログラム」などから見つかるはずです。

OpenOffice.org Drawを起動したところ

後は、普通に作図するだけです。画面下部のアイコンを使って、直線や円などの図形、あるいはテキストなどを作成していきます。詳しい手順はヘルプや解説サイトに譲ります。

文書に挿入したい図を作成する
図に深い意味はありません。

次に、[編集]メニュー→[すべて選択]を選択するか、キーボードの Ctrl + A キーを押して図形をすべて選択します。ここで選択された図形がEPSに出力される図形になりますので、図形の一部だけを文書に挿入したい場合には当該部品だけを選択してください。

この状態で [ファイル]メニュー→[エクスポート] を選択すると、ファイル名の入力を促すダイアログが現れます。

「エクスポート」を選択

ダイアログの「ファイル形式」を「EPS - Encapsulated PostScript」にし、「Selection」のチェックボックスを入れてください。ファイル名は任意ですが、LaTeX文書と同じフォルダかそれ以下の階層に保存することを勧めます。

ファイル名を入力する

次に表示されるダイアログでは、特にオプションを変更する必要はありません。そのまま [OK] ボタンをクリックしてください。お使いのバージョンによって既定値が異なっているかもしれませんので、Ver 3.1.2での既定値を以下に掲げます。

EPSエクスポートオプション

これで保存完了です。あとは、例えばEPSファイルをLaTeX文書と同じフォルダに figure.eps という名前で保存したとすると、LaTeX文書で図を挿入したい場所に以下を入力すればよいだけです。

\begin{figure}[htbp]
  \begin{center}
    \includegraphics[scale=0.6]{figure.eps}
  \end{center}
  \caption{表題}
\end{figure}

文書をコンパイルし、出力されたDVIファイルを dviout などで閲覧すれば、図が出力されていることが確認できます。表題は任意に変更してください。図の番号は通し番号で自動的に付けられますが、正しく表示されない場合はもう一度コンパイルしてください。
もし図のサイズが大きすぎたり小さすぎたりした場合には、scale=0.6 の部分の数字を適宜調整してください(大きくしたいときは数字を大きくし、小さくしたければ数字を小さくします)。