ルビの表示に対応させる
XHTML 1.1の仕様には、<ruby>タグによるルビの表現機能があります。この機能を用いて書かれているWebページもあり、ユーザーとしてはルビがちゃんと表示できると読みやすくてありがたいわけです。ところが、この機能はブラウザによって実装状況が異なり、標準のFirefoxでは残念ながら実装されていないのです。
標準のFirefoxではルビが利用できなくとも、アドオンを利用した場合はこの限りではありません。というわけで、Firefoxをルビ表示に対応させるアドオンをご紹介します。
動作確認環境
Firefox Ver 3.6.2
対応状況の確認
あなたのFirefoxではルビが表示できていますか?確認用ページ(W3C)で確かめてみてください。赤枠内の文字のルビがちゃんと表示できているようでしたら、それで構いません。ふりがながカッコ書きで表示される場合は、ルビ表示に対応していないので以後の説明に進んでください。
アドオンの導入
インストール
今回用いるアドオンは XHTMLルビサポート (XHTML Ruby Support) です。Firefoxでこのリンクにアクセスし、「Firefoxへ追加」リンクをクリックします。画面上部に「このサイト (addons.mozilla.org)からはFirefoxにソフトウェアをインストールできない設定になっています」と表示された場合は、「許可」 ボタンを押してください。後は画面の指示通りに進め、インストールが終わればFirefoxを再起動してください。
アドオンの設定
Firefox のメニューから「ツール」→「アドオン」をクリックし、「アドオン」ダイアログから「XHTMLルビサポート」を選択し「設定」をクリックします。ここで 表示に関する設定を変更できます。個人的には、「以下の不可視情報をルビとして表示する」チェックは外しておくほうがいいと思います。そうでないと、略語の元の言葉がルビとして表示され、非常に読みにくくなります。それ以外の設定はデフォルトでよいでしょう。設定が終われば「OK」ボタンを押し、「アドオ ン」ダイアログは×ボタンで閉じてください。